2002年6月


日曜日に東海(日本海)側まで刺身を食べに行きましょうと誘われました。朝7時に出発しヤンドン高速道路で朝鮮半島を横断し約3時間で日本海側の都市カンヌン(江陵)市に出ます。ここから海岸線に沿って北上するとヤンヤン(襄陽)市に到着します。ヤンヤン市には最近建設された国際空港があります。国際空港といっても一般用でなく米国・韓国・日本が中心の北朝鮮に原子力発電設備を作るKEDO(朝鮮半島エネルギー開発機構)という組織の関係者や建設作業者、及び建設資材を北朝鮮に送るための空港です。

ヤンヤン市を通過し束草市(ソクチョ)に入ったところにテッポ湾があるここが東海での刺身を食べられる名所でした。韓国人は西海岸より東海岸(東海=日本海)の方が海がきれいですから新鮮で美味しい刺身を食べる時は時間をかけてもここまで来るのです、夏は海水浴の家族連れで賑わう所でもあります。


駐車場からのテッポ湾全景
魚市場は日曜日で賑わっています
 

 

タライに入れた魚をアジュマ(おばさん)が売っている、安いよ、美味いよ、と威勢の良い掛け声でお客を呼び込んでいます。ヒラメとスズキとアジ、海老、ホヤが入ったタライの値段を聞いたら6万ウオン(6千円)というので買うことにしました。すぐ奥で刺身にして貰いました。4名でお腹が一杯になるぐらいの量でした。



アジュマの呼び込みが激しい
上から下がっているものは化粧紙です・・?
 

 

安くて味は良いが食べる雰囲気がいまいちでした・・・しかし「日本人は見て食べるが韓国人は味で食べるのです」とよく聞きます。この刺身を食べにソウルから3時間半かけて一緒に案内してくれた韓国人に先ず感謝したいと思います。


新鮮で美味しいのですが願わくば美しくも盛り付けた方がもっと美味しく感じますが・・。
でもここは韓国です、これで良いのです。
「コツジャン(唐辛子味噌)」を付けて食べるのが韓国式です。

 


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