2011年4月 |
山登りを予定していた日が午後から雨の予報なので行き先を変更し金浦空港から車で1時間ぐらい西にある江華島(カンファド)の江華支石墓(ゴインドル)の見学とウナギを食べに行くことにした。 2005年に江華島で一番高い摩尼(マニ)山(468m)を登った思い出もある。ここは古くは戦乱時の国王の避難地であり、外国からの侵入を防ぐための要塞遺跡が数多く残っている歴史と文化の観光地として有名な島である。また日本軍が強力な武力を背景に1875年に引起した「江華島事件」の戦跡などもあり、日韓の不幸の歴史の発端になった島としても知られている。 ゴインドル(支石墓)とは世界的に分布した古代の石墓の一種で江華支石墓は青銅器時代のテーブル式支石墓として有名で世界文化遺産に登録されている。 周囲はよく整備されていて案内所には日本語のパンフレットもあった、案内所の裏の小高くなった丘を登って行くと目指すテーブル式支石墓があった。上の石は長さが6.4m、幅5.5mの巨大なものである。墓であるから支柱石と二つの塞ぎ石があったが、塞いでいた石は時間が過ぎてなくなってしまったと解説されていた。 |
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![]() 墓であるから支柱石と二つの塞ぎ石があったが今は無くなっている |
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この遺跡を見た後は案内の金さんがケッポルチャンオが食べられる食堂に案内するという。 |
ケッポル(干潟)チャンオ(うなぎ)の意味で干潟の泥の中にウナギを入れて置くとウナギが動き回って身が締まって味が良くなるのだそうだ。この江華島の名物という。 海辺の専門店に入って早速7500ウオン(2名分)を注文したら、付け出しと一緒に仮焼きしたウナギが出てきた。炭火で焼いてサンチュの中に薄きりダイコン、生姜、ニンニク、青唐辛子を入れて包んで食べる。 運動して太目のウナギの肉と生姜の味のコラボレーションが絶妙な味になることを知った。 |
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![]() 炭火で焼いてハサミで切って・・これを包んで食べる |
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コインドル(支石墓)とは世界的に分布した古代の石墓の一種で地域によって時代や形態が違う巨石記念物の一つ。韓国では青銅器時代を代表する墓の一つとして、全国に約30000余りのコインドルが分布している。 コインドルの形成と発展過程を究明するためにも重要な遺跡といわれ、さらに先史時代の文化性を把握できるだけでなく、社会構造や政治体系はもちろん、当時の人々の精神世界を垣間見られるという点からも、先史時代研究の重要な資料となる保存価値の高い遺跡といわれています。 |
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