2004年10月

 

江原道にススキが美しいことで有名なミンドゥ山(1119m)という山があります。ソウルから車で約3時間ぐらいかかる距離ですが会社の仲間が今が一番美しい景色が見られるので是非連れて行きたいという、低山であるし・・・ハイキング気分で一泊の山登りに同行することにしました。

土曜日の夜に現地に到着すると、 山の近くの旅館は何処も満員です。旅館探しに時間かかりやっと空いている旅館(一泊3千円)に宿泊できたのが12時過ぎでした・・やれやれです。少しの仮眠で早朝の5時には山に向かうことになりました。

私にとっては韓国を訪問するようになって初めての山登りでしたが韓国の山登りに興味をもった記念すべき山がこの「ミンドウ山」になりました。

 

江原道にあるミンドゥ山
山を登り始め振返ると宿泊した町が見えた
約1時間登ると休憩所があった、山頂まで40分と表示
朝日に光るススキの穂
ススキは一面にあったが少し時期が遅かった感あり
頂上はもう少し・・しかしつかれた
 


しかし低山でもやはり山は山です、ハイキング気分という訳にはいかなかった。登り始めて一時間ぐらの間に何回も心臓の鼓動が激しくなり休み・・休みの連続です。何でこんなところに来てしまったか・・と・・後悔しながら休んでいると中年の女性が下から登って来ました。聞いてみると付近に住んでいるアジュマ(オバサン)で健康のために毎朝この山を登っていると聞いて・・びっくり!。

アジュマは軽い足取りで山頂を目指して登って行きました。気持ちを切り替えて同行者に励まされながら登りましたが・・途中の急な坂道では息切れして足が動かなくなります。休み休みながらなんとか山頂まで登ることが出来たのですが1時間半のコースを二倍の3時間かかってしまったようです。

 
山頂での記念写真
帰りの山道は晩秋の景色

山頂から周囲の山々眺めていると今までの苦しい登りのことは忘れて初めての山登りで頂上を征服した喜びが湧き上がってきます。ススキの穂が太陽に照らせれて輝き音もなく揺れ動く風景がとても印象的でした。

翌日は非常に疲れが残ったが数日後に体が元に戻ると、山の空気や森から「気」をもらえるのか何か今までより気力が充実して来たようでまた山に行こうという期待が膨らんだのが不思議です。




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