心臓病の予防

行動の習慣と深く関係がある心臓病

98/10

椎名健先生(図書館情報大学)の論文が新聞に載っていたのでその一部を紹介します、と言いますのはこの論文を読んで入院した時の同室であった患者の行動を思い出しましたが非常に当てはまり驚きました、また私自身も以前は典型的な「A行動型人間」だったような気がします。

心臓病になりたくなければ是非読んで頂き「ゆったり生きる」ことを心がけて下さい。

心臓病は人の行動習慣と深い関わりがあります、タイプA行動型と呼ばれストレスを抱え込み易い性格が心臓病や循環器系の病になる可能性があります。

タイプAとは次のような特徴を持ちます。

「話し声が大きい」「歩き方が速い」「列に並ぶといらいらする」「一度に二つ三つの仕事をしょうとする」「人がのんびり仕事をするのを見ると苛立つ」「何もしないでいると悪い気がする」「周囲の仕事や人の欠点に良く気がつく」「敵愾心が強い」

つまり、タイプA行動型の特徴は、攻撃的で行動速度が速く、性急であることがあげられます。

心臓病の医者が気がついたことですが、患者は約束の時間に走り込んできますし、また診察が終わらないうちから帰る方に気がいってしまいます。

これと正反対がタイプB行動型と呼ばれ、行動や考えがゆったりで、そばにいる人は何となく安心させられます。そんな行動習慣がストレスを上手に遠ざけるようです。

タイプAで心臓が悪化、余命が半年とか告知された人に対し、タイプBの人を見習って行動の癖を変えるプログラムが実施されましたが、明らかに寿命の伸びに貢献しました。

行動は習慣で作られ、習慣は変えることができます。性格は習慣の束、これを変えるのは自己調律の意志にかかっているといえます。

(98/10/26 読売新聞、ウェルネス健康術より)

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