2020年2月

 新しい年になり、またひとつ年を重ねたが朝の風景もこれから春に向けて足元の草花が少しずつ変わる、ふと「気がつけば八十路を越えた」自分がいた。

 ウォーキング中は竹内まりやの「人生の扉」を何回も何度も聴きながら歩いている。

 朝の空気は冷たいがこの歌が心を熱くした。

 これからもずっと人生の扉を開けて愛する人たちのために 生きてゆきたい、そして長い旅路の果てに 輝く何かがあるはずだ・・・とこの歌は話しかけているのだが果たして輝くことがあるのだろうか?

川面から立ち昇る水蒸気 防寒具は冬山でもOK

 人生のピークを過ぎたらそれからは下り坂である。ピークが何時だったのか良く解らないが、だいたい50歳代だろう。降り坂になったら今まで持っていた能力や資源をしだいに失って行くのだ、

 昨日出来た事が今日出来なくなったり、今日出来た事が明日は出来なくなるかもしれない。

 趣味の山登りでも登りより下り坂の方が注意が必要だ。

 人生の登り坂より降り坂の方がノウハウもスキルも必要なのだということに気が付く。つまり長い間生きて来た人生の知恵ということになる、人生の降り坂を降りる知恵は弱さを認めて自分が持ていないものを他人から引き出すための知恵なのだ。

 趣味でやっていることでも、よく頑張っていますねと褒められたりするとつい実力以上に頑張ってしまって無理をする、最悪は怪我もすることになる。

早朝ウォーキング時の風景
 
 最近パソコンの性能のことで知識のないことを認めて助けて貰った。それは数年前から使っているパソコンの動作スピードが遅くなったことだ。

 HDDからSSDに変更すれば操作スピードが俄然上がることを聞いた。

 昔だったらネットで調べながら自分自身で交換しただろう。現在では無理をしないで詳しい仲間に助けて貰って目標は達成できた。

 平たくいえば自身の弱さをさらけ出し、自身の弱さを認めて助けてくれる人がいれば潔く助けて貰うことが人生の終盤の知恵かもしれない。

那須山の朝の風景

 早朝のウォーキングは足腰を鍛えることは無理としても劣化のスピードは遅くしたいと思っている。

 スマホのデーターでは昨年の一年間の平均歩数は8,800歩であった、距離にしたら平均4〜5kmぐらいというところだろうか。

 早寝早起き、規則正しい生活と野菜の多い食事など心臓の再狭窄には注意をしている。支えてくれている家族や仲間達に感謝し今日より明日へ、変わらずに、慌てずに、まだまだ頑張って行こう・・・。

循環器内科で定期的に検診していただいでいる那須日赤病院

 昨年は高野山と会津、木曽路の「ひとり旅」をしたがいずれも思い出に残る旅だった、今年はもっと滞在日数を増やしてゆっくり旅をしようと思う。

 命に限りがあるからこそ、今日を精一杯生きる意味がある。命に限りがあるからこそ、愛する人や親しい友人と一緒にいる時間を大切にしたい。




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