2018年9月

 心臓疾患を抱えながらも元気で80歳の傘寿を迎えることが出来たのは、病院の先生、家族、関係者の皆様のお陰で深く感謝しています。

 今年の夏は非常に暑かったが 毎月主治医の検診を受けながら毎朝6sのリックを背負って6km、約1時間半歩いているので80歳になった記念登山として8月に近くの那須岳に二度登りました。

 日本100名山の著者である深田久弥氏は書中で「那須岳」とは「那須五岳の中枢をなす茶臼岳、朝日岳および三本槍岳のことである」と記しているから先ずは朝日岳(1896m)から三本槍岳(1,917m)を目指しましたが体力不足で途中で戻りました。


登り始めてから30分ぐらいが苦しい 清々しい風景
 朝日岳の途中の岩場 朝日岳から茶臼岳を望む 
 
朝日岳を登ってから戻った
 
 
 二回目は朝から青空に映える那須岳を眺められたので茶臼岳(1915m)に登りました、出来れば続けて朝日岳(1,917m)も登りたかったがやはり体力的に無理だった。
   
小屋が見えてきた 出発してから小屋まで50分

 山に登る途中では疲れてくれば休みながら登るが・・・なんで苦労して登るのか自問自答する時がある。

 ここで諦めようという誘惑と「一歩一歩登れば必ず頂上に行けるのだ」と思い山頂を目指して登る執念との葛藤を乗り越えて山頂を極めた時の達成感が「登山の楽しみ」であり「生きる楽しみ」を実感する瞬間ですね。

 
峠の茶屋跡避難小屋から山頂への道

 
 山頂からは紺碧の空と流石山・大倉山の稜線の美しい眺望に感動してから眼下に南月山を眺めながらおむすびを食べらがら考えた。

 まず80歳まで生かされたことについて感謝が先立つ、これからいつまで元気でこの山を登れるのか、これからどう生きるべきかなど自然の中に身を置き何度も、自分へ自問自答を繰り返した。
 
山頂にて 南月山

 茶臼岳と朝日岳は山頂部が全体的に岩場であるが、記念登山として登るならやはり 標高が最も高い三本槍岳(1,917m)であるから次回はこの山を目指そう。