2016年11月

 毎日のウォーキングや山歩きの時には息苦しいなどの自覚症状は無いが地元の病院で毎月の検診や投薬などでお世話になっている。しかし、毎年一回は手術していただいた大学病院で検診を受けたいので地元病院の主治医に紹介状を依頼した。

 他の病院への紹介状の依頼は多少の抵抗感はあるがセカンド・オピニオンとして大宮市の「自治医科大学附属さいたま医療センター」への紹介状を書いてもらい大宮市まで出掛けた。

 

 電話予約した循環器内科の先生から問診を受けてから検査日の予約をしていただいた。かなり混み合っているのか検査実施日は3ヶ月後であった。検査の内容は血液検査、心臓超音波検査、胸部レントゲン検査、負荷心筋シンチ検査という項目が並んでいた。「負荷心筋シンチ検査」というのは正確には「負荷心筋シンチ グラフィー検査」だが以前も経験したことがあるベルトコンベアー上で歩いて負荷をかけて検査するのかもしれない。

 3ヶ月後の検査日では核医学の診療窓口で検査時間の確認があり検査室に案内された。室内にはベルトコンベアーも在ったが今回は自転車に乗せられた。自転車を漕いで心臓に負荷をかけて胸部の冠動脈の血流の変化を撮影する検査のようだ。

 左腕に血圧計、胸に心電図をとるときのような電極を付け左腕から薬剤を注射されて自転車を漕ぎ始めた。だんだんペダルが重くなって行くが漕ぐ速度が下がらないようにした。漕いでいる間は何度も「胸が痛くなりませんか?胸苦しいくなりませんか?」と聞かれた。数分間一生懸命に漕いでいると体が熱くなってきたが胸の痛みなどの異常は感じなかった。その後すぐに撮影用のベッドに移り、腕を頭の上の方において仰向けに寝るとカメラが体の回りをゆっくりと動いていき、撮影が始まった。
撮影中は体を動かさずに、じっとして約20分ぐらいで撮影は終わった。その後3〜4時間の休憩をして2回目の撮影を行った。食事抜きで朝の9時から午後2時まで検査は一日間も要した。

   
 こんな状態で撮影した  モニターに映し出された画像はこのようなもの

 検診結果が出る一週間後に再度訪問して先生から検査結果の内容の説明を受けた。

 モニターに映し出された数値や画像を眺め終わった後に開口一番「特に異常はありませんね!」という事だった。血液検査から心臓、肝臓などの数値は正常、超音波検査も冠動脈の血液の流れも異常が無く狭窄は認められない、総合的に現在のところ問題はなく異常は認められないということだった。

 今までも胸が苦しくなるような自覚症状はまったく無かったので健康状態にはある程度の自信があったが改めてこのような検査結果を聞くと安心感が倍増した。「良かった!
 

ウォーキングと山歩き!!

 心臓にはいつも気を使いながら毎日を過ごしている。健康維持のため毎朝6kgのリックを背負って約1時間半のウォーキングをしている。寒くなり朝のウォーキングは止めた方が良いと周囲から注意を受けるが継続的に歩くには朝が良いのだ。この点につき先生に聞いてみたら個人差もあり一概にダメとは言えない、無理をしなければ継続できる方がよいとの話だった。

   
 朝の6時頃の風景 冬は登山の服装で歩いている 

 10月には韓国の智異山(チリサン)の老姑壇(ノゴダン:1507m)に登った。日本では54年ぶりの11月24日の雪で驚いたが3日後の26日は好天気だったので那須の茶臼岳に登った。

 今回の検査で心臓の冠動脈に異常が無かったのでまだまだ好きな山歩きも出来そうである。良かった!
韓国・チリ山の老姑壇登山(10月3日)
茶臼岳登山(10月26日)


人生は旅だ

大変難しい道でも歩いて行こう

山もあれば谷もあり、晴れもあり雨もある

旅では忍耐も育てるのだ

神から休息を授かるまで止めることのない

旅なのだ。


 

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