2012年5月

 
 心臓のバイパス手術をしてから既に18年も経過した、おかげ様で元気で過ごしている。しかし毎日の投薬は絶対必要であり、3か月ごとに地元の病院で検診を受けて薬を処方してもらって飲んでいる。

 今月は定期検診があるので病院に出掛けたら循環器の先生がまた変更になっていた。若い先生は移動が速い、今回はジーパン姿の若い先生が診てくれた。事前に実施した血液検査ではコレステロール値、糖尿などの各数値は問題は無かった。心電図検査でも異常なしであった。今まで通りのの生活を続けて良いが、塩分は控えめにしてくださいという指導があった。

 持参した血圧手帳を見ながらこれから少し薬の量を変えましょうと言ってアムロジン錠を5.0mgを処方してもらうことになった。

 「バイパス手術を受けているので最高血圧は140以下にした方がよい」という説明が以前あったので、今までイルベタン錠100mgと一緒にアムロジン2.5mgを飲んでいた。しかし数か月間は140mmHg以下になっていた最高血圧値が最近になり135〜150ぐらいで推移するようになっていたので気になっていたのだ。

 今後の毎日血圧測定して手帳に記入して推移を見て行きたい。

   
 

 天皇陛下が狭心症で心臓のバイパス手術後3カ月余りで英国を5日間の公式訪問して無事に帰国されたというニュースがあった。

 陛下の場合は2本の冠動脈をバイパスしたようである。しかも「オフポンプ冠状動脈バイパス手術」という人工心肺を使わずに心臓を動かしたまま手術したらしい。現在は日本の手術の60%はこの方式で実施しているようで医療技術の進歩はすばらしい。

 私の場合は冠動脈3本が狭窄していたので両足の静脈血管と胸の動脈血管を人工心肺を使って手術したのだが心臓を停止させ手術したので人口心肺を使ったのだ。しかし大手術の割には回復が早かった。手術して4か月後に蓼科高原の旅に出掛けて体力に自信が出来たので12月末にはネパールへトレッキング旅行をした思い出が蘇えった。

 手術後に会社を途中で退職し自分の生き方を考え直したのは「蓼科高原の旅」であったことは間違いない。心臓病などで無事に社会復帰したような時に生き方に悩んだときは旅に出ることを勧めたい。



・手術して6ッか月後のネパールトレッキング


 
 
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