2011年10月

 
◆自治医大大宮医療センターでの検査
 狭心症で心臓の冠動脈3本のバイパス手術をしてから17年も経った。この間元気で過ごせたもの見守ってくれて、適切な処置を続けて頂いている家族や病院関係者のお蔭様と感謝している。

 今日はバイパス手術をした自治医科大学附属さいたま医療センターで毎年一回の検診の日である。地元の病院から紹介状を書いていただき訪問した。

 大きなな病院は多少の時間がかかるのはやむを得ないが、この病院はIT化も進んでいて効率的な運営と患者への対応の良さにはいつも感心している。

 久しぶりに主治医の先生へその後の経緯を報告した。話しを聞いた上で本日は血液検査、尿検査、来月に「トレッドミル検査」と「冠動脈・心筋3DCT検査」をすることになった。

 「冠動脈・心筋3DCT検査」という言葉は聞き慣れなかったが昨年も実施した別名「心筋シンチ」と同じようだ。つまり心臓に負荷をかけて腕から造影剤を注射して冠動脈の狭窄状況が3D画像で見られるという検査だ。

 検査方法は比較的簡単であるから体には負担にならないようだ。以前の心臓カテーテル検査は入院が必要でどこが狭窄しているか解るがこの検査は日帰りが出来るが狭窄の有無が解るようだ。

 
 先月に血液検査、尿検査、冠動脈・心筋3DCT検査をしたが結果は今日のトレッドミル検査をした後に総合的に結果について聞くことになっている。
 
 トレッドミル検査は動くベルトがだんだん早くなり、同時にベルトの前方が上がってきた。走るような速さまで速度が上がり検査担当の先生から苦しいですか、胸が痛くなったらすぐに教えてくださいと何度か確認されたが全く違和感はなかった。

 血圧が210mmHgぐらいまで上がったところで終了したが胸が痛くなるような異常は無かった。汗が噴き出したので持ってき手拭いで顔を拭いた。
 

   
 
◆心臓の検査結果は?
 主治医から総合的な検査結果内容の説明を聞いた。

 結論を言えば「3本の冠動脈血管の内一本は完全に狭窄していたが他の血管には十分血液が流れているので今まで通りの生活をして良い。また山登りも続けて良いです」とのことだった。

 良かった!!

 パソコンの画面にはサーバーから送られた3D画像が鮮明に映し出され、狭窄部には造影剤が流れていないのが鮮明に解る・・・。説明によれば冠動脈で一番重要な動脈バイパス部は造影剤が血管の状況が良く流れている状態が解る。

 次に重要な二番目のバイパス血管も問題ないようだ。

 三番目のバイパス部は位置は解るが血管が見えない。完全に狭窄しているようだ・・・しかしトレッドミル検査で血圧が200mmHg以上まで上がっても自覚症状が出ていないので、昨年から同じで全体として心臓には問題なく血液が回っていることで問題ないということだった。

 今まで通りの生活を続けること、運動も続けてやって欲しい、むろん山登りも無理をしなければ続けて良いということが先生からの指示であった。最新の検査方法の「冠動脈・心筋3DCT検査」は腕から造影剤を注射して検査するので痛みもなく、入院の必要もなく簡単に冠動脈の血流状態が立体的に見られる。技術の進歩に感心した。

 生かされていることに感謝!!