戦場ヶ原ハイキング

2020年10月

 秋が深まり紅葉便りが話題になっているこの時期に、いつも山登り仲間の「山好きショウナさん」と日光に行くことになった。私の車の運転は家内が不安を感じているようなのでショウナさんの車に同乗させてもらった。コロナで私のような82歳の年寄りは自粛、自粛ばかりだ、こんな時期だからこそ大自然の中を歩いてみたかったのだ。

 朝5時に出発したがいろは坂前がすでに渋滞し、赤沼無料駐車場に到着したのは7時少し前だった。ここから路線バスを利用し、湯滝入り口で下車して赤沼まで戻る戦場ヶ原ハイキングコースを歩くことにした。、このコースは一人旅で2017年5月に歩いたことがあった。

紅葉に彩られた大迫力の湯滝!
 
 今年は昨年の台風の影響でコースの一部が通行止めになっていて、う回路が出来ていた、案内板では今年中は修復出来ないようだ。
 

 う回路は山側に作られているので湯川沿いの道にある小滝などは見られないが熊笹の中の道も一味違った雰囲気であった。東京から朝の3時に出発して来たという家族連れは初めての日光のハイキングで楽しいそうだ。
同行者のショウナさん 東京からの家族連れと合流

 緩やかなアップダウンの山道を歩き35分で泉門池に到着した。あいにく雲ががかり逆光になって写真写りがよくない、美しい景色を眺めながら小休止したかったが直ぐに出発する、ここから戦場ヶ原には入れないので分岐点で小田代ヶ原への道に入った。

泉門池(いずみやどいけ)

 天候予報通り、どうやら晴れて太陽が出て来た。光っているカラマツや白樺の林の中の木道が続くが鳥の声、爽やかな風がこころよい、マイナスイオンを一杯に吸って・・実に気分が良い。
             
 
 
カラマツ林の中の木道を歩く

 若いショウナさんは、私のペースに合わせてくれているからあまり疲れない、朝早くから運転してくれ、ハイキング中も会話に付き合ってくれたりで、秋の日光の戦場ヶ原の大自然を満喫出来るのはショウナさんのおかげだ、感謝!!
カラマツ林のショウナさん  展望台はこっちだね!
戦場ヶ原と男体山
 
 途中で戦場ヶ原展望台に立ち寄ってからシャクナゲ橋に向かった。案内書では湯滝から最終の赤沼までのコースは約2時間となっているが私達は展望台まですでに1時間40分であり、う回路や私のペースで「シャクナゲ橋」に着いたのは出発してから2時間30分もかかった。しかし、時間をかけてゆっくり歩いたので戦場が原の秋の風景を堪能できた。

シャクナゲ橋から上流を望む 老木に生えた巨大なキノコ


 シャクナゲ橋から赤沼への道の途中に木製の橋があり以前この橋を渡ったことがある、水彩画を描くならここもポイントだと教えてもらった場所だ。望遠レンズで野鳥を撮影している二人に出会った、ここには野鳥が集まるのはあの赤い実がこの時期沢山実っているからねと説明してくれた。

 
赤沼近くで野鳥の撮影

 赤沼駐車場に戻ったのは11時であったので3時間のハイキングであった。昼食は中禅寺湖畔に降りるのは渋滞になっているから三本松の休憩所にしようと向かったがここも満車状態だった。

 食堂は何処も満員の様子、二階にあった食堂に入ったら、感染予防対策で先ず手の消毒、空いている席の札番があり、これを持って室内に入ると席も密にならないように離れて配置してあった。

 店の主人に聞くと5,6月頃は全く誰も来ない、誰もいなかったそうで、今日のような状態は本当に久しぶりだと笑顔があった。笑顔を見るとこちらもうれしくなる。マイタケ蕎麦を食べたが美味しかった。
帰りのイロハ坂で渋滞で停車中に撮った秋模様風景
 
 中禅寺湖畔まで降りてきたがもう渋滞で車は動かない、動いてもノロノロ・・紅葉の時期の日曜日は早い時間に出発し現地には6時頃に到着した方がよい。路線バスは時刻通り運行困難だから朝の7時以前、午後の5時以降でないと利用は不便だ。

 帰りは13時頃出発しても3時間かかったから目的は一つに絞ってあちらこちらに観光するのは無理だというのが今日のハイキングで得られた教訓だった。


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