明日から日韓交流のサッカー大会があり、招待を受けたので前日にこの山を歩くことにした。日韓企業が相互に開催するサッカー交流大会は既に14回も続いている。
今日は天気も良い、地下鉄2号線の南部ターミナル駅で下車して5番出口を出て少しあるくとコンサートやミュージカルが行われる芸術の殿堂(イェスレチョンダン)がある大通りに出る。この通りの向こう側の山が牛眠山(ウミョンサ:293m)で全体が山であり公園でもある。
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| ▲赤線はハイキングコース、山頂まで登り舎堂(サダン)駅まで歩いたルート |
道路を横切って山に入って行くと道が二股になっている、どちらに行こうか迷っていると金さんが入口の案内板を確認してくると言って戻って行った。待っていると3人のアガシが左側から降りて来たので「
舎堂(サダン)駅」はどっちか聞いてみた。3人が顔を見合わせ「判らない」との返事だった、戻って来た金さんも判らなかったらしい。ここは道に迷ってもどうという事はない、直ぐに街に降りれば何とかなるので多分右側の道だろうと勝手に判断して登って行く。
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| ▲結局右側の道を登って行く |
▲清々しい空気が漂う |
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| ▲ハイキングを楽しむ人も多い |
▲この階段を登れば山頂のようだ |
この時期、若葉が生い茂る中を鳥のさえずりを聞きながら歩くのはとても気持ちが良い。休日でないから出会う人は近くの住居地区に住む自由な時間がとれる中高年齢者がハイキングを楽しんでいる。一時間程で山頂に着くと眼下はソウル市内が一望出来た。

▲丸い屋根は芸術の殿堂、はるかに南山も見える |

▲山頂の塔の前で記念写真 |
山の中を歩いている時には、温度や湿度、風の当たる感覚、小鳥の声、遠くをはしる車の微かな音、など変化する環境からの情報量は非常に多い。歩くことにより変化する情報が脳に入力され続けて活性化する、これが歩く事により疲れが取れて元気が出る要因かもしれない。
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| ▲山頂は静寂である |
▲舎堂(サダン)駅へ向かう |
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| ▲途中に合った休憩所 |
▲休憩所の中のテーブル |
舎堂(サダン)駅に向けて山の尾根コースを歩いて行くと直下に街並みが見える橋をいくつか渡ったがどこも排水路が整備されていた。これは2011 年7
月に発生し豪雨により山崩れが発生し被害が出た後に復旧されたようである。5年も経つと植樹された木々も育っていた。
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| ▲橋から眺めるとかなりの傾斜である |
当時の記事によれば「2011 年7月26日、27日の二日間にソウル特別市瑞草区(ソチョグ) の牛眠洞(ウミョンドン)、瑞草洞(ソチョドン)、方背洞(バンベドン)にある牛眠山(ウミョンサン)一帯に連続降雨量338mm、最大時雨量68.5mm
の大雨が降り、7 月27 日午前6 時から10 時の間に梅雨で弱くなった地盤が崩壊し、山崩れにより土石流が生じ16 名の死亡者が出る被害が発生した。」とあった。
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| ▲ここも水路が整備されていた |
▲韓国の山特有の巨大な岩を降る |
サダン駅に降る最後の道で幼稚園児の団体が先生と一緒に道端に休んでいた、園児が20名ぐらいで二人の先生の引率によるハイキングらしい。皆可愛らしい子供達だ、バイバイして通り過ぎ約3時間の山歩きは終わった。
韓国フュージョン料理
山歩きにはいつも金さんが協力してくれて案内役を務めていただいている。今日のお礼を兼ねた会食には娘さんを呼んで一緒に食事をすることになっている。最近板橋(パンギョ)という新都市に東洋最大と言われている現代百貨店が開店したようで、ここが娘さんの希望の待合せ場所であった。
新しく出来た百貨店の食堂街にはたくさんの店があったが洋食風の食堂に入った。注文したものは「ほうれん草のピザ」「カニの天ぷら?」「ジャガイモのピザ風煮込み?」などで、これらは韓国料理に異国要素を加えて現代風にアレンジした料理のジャンルをフュージョン韓食といっているようだ、このフュージョン韓食は若い人達に人気があるらしいが私などは食べてみて韓国料理はどこに行ってしまったのか不思議な感じがした。
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▲ユージョン韓国食、味は美味しかった
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