2013.10
 
   今回の「日韓の山歩き同好会=ウンギル会」は日本からの参加者4名と韓国人3名の計7名が(男5、女2)韓国の名峰・雪岳山(ソラクサン 1708m)を登山することになった。リーダー役の韓国人から75歳の私でも問題ないコースですから「心配しなくて良いですよ」という話を信じて同行したのだが・・・実際は心配したとおり難行苦行のような山歩きであったが名峰・雪岳山の素晴らしい山容風景に感動した山歩きだった。

コースの概要
〇:登り=寒渓嶺(ハンゲリョン)→中青(チュンチョン)山荘(昼食)→大青峰(テチョンボン 1708m)=11km⇒6時間
〇:降り=大青峰→五色(オセク)温泉登山口=5km⇒3時間30分

 実績は登り7時間降り4時間半も要した。今年から後期高齢者の仲間に入ったが朝の6時から夕方の6時半まで長時間の山歩きが出来たことに達成感と仲間への感謝の気持ちが残った。


 

江陵(カンヌン)の港  水産市場 
まず魚やイカを7万ウオン購入 エイの干物 

 登山の前日は、ソウルから日本海側の江陵(カンヌン)港の海産物市場まで行き夕飯の材料を仕入れた。クロダイ、ソイ、サバ、イカ、ホヤなどを購入しその場で刺身にして貰った。海産物を仕入れた後はワイン、焼酎、マッコリなどを買い込んで五色(オセク)温泉登山口近くのペンション(素泊まり一泊一人当たり3000ウオン)に夕方6時ごろ到着した。

 夕食はペンションの庭の一角でバベキューパーティとなった。焼肉と刺身を食べ、ワイン、焼酎、マッコリなどを飲み明日の山登りのために英気を養った。

大きなペンション   焼肉パーティー
貝とカニを焼く
貝を焼きながら食べた


 登山の当日は4時に起床した、昨晩は満腹感が残って12時過ぎまで寝つかれなかったので睡眠時間は4時間ぐらいだった。これで今日の登山は大丈夫だろうかと内心心配が残った。

 朝飯のご飯とラーメン・・昼食用のご飯と共に昨晩の焼肉や野菜を洗ったりして準備は、すべては韓国人側がやってくれたので感謝!感謝!。早い朝食を済まして、予約してあった大型タクシーが5時半に来たので7名が乗り込んで登山口である寒渓嶺(ハンゲリョン)に向かった。

 寒渓嶺(ハンゲリョン)の峠に到着したがまだ暗かった。ここから山頂まで11kmを歩くことになる、ここは海抜1004mというから山頂との高低差は700m近くある。まだ明るくならない6時前に登山の開始となった。

まだ暗い寒渓嶺(ハンゲリョン)の峠 出発し暫らく登ると明るくなって来た
雲海の中に山容が浮かび上がってきた
 

 
 いきなりの急登であったので心臓が苦しいが頑張る、1時間ぐらい登ると体が慣れてきた。樹林帯を進むと稜線上へ出たのと同時に夜が明けた。雲海たなびく幽玄の世界といったら少しオーバーな表現だが・・・すばらしい眺めだ・・・しばらく見惚れていた。

 日光が上がるにつれて木の枝の間から韓国の山特有の岩壁、岩峰群などの峻険な山容が浮かび上がってきた。

整備されている山道   トリカブト?・・
色づき始めた木々  峻険な山容
 


 整備されている山道をアップダウンを繰り返しながら少しずつ高度を上げて行く、時々岩を伝いながら岩の間を登って行くのは注意を要し大変だった、いつも最後尾になりながら必死について行く。カエデの葉が赤く染まったところもあるが紅葉シーズンにはまだ早い、これからが本格的になると多くの登山者が訪れる筈だ。

 山道の足元にはトリカブトだろうか紫色した花がたくさん咲いている、南側を眺めると韓国特有の峻険な山容の景色が素晴らしい!苦労して登らないと見られない景色だ。山の変化を眺めたり写真を撮ったりしながら登った。.

登って来た稜線が朝日を浴びている
あの山の稜線を登ってきたのだ、疲れたが感動を覚えた!!
 


  岩の山道を上がったり下がったりしてようやく高台に出た、先行したメンバーが待っていてくれた。休んでいると先行部隊は出発して行った、ここからしばらく登ったり降ったりして行くと目指す大青峰(テチョンボン 1708m)が遠望できるところまで来た。

 時刻は11時を過ぎていたのでもう5時間半も歩いていることにる。手前の山をまいて山頂の直下にある中青(チュンチョン)山荘(1620m)に到着したのは12時半になっていたから、6時間半歩いてきたわけだ、ここから山頂までまだ30分ぐらい登るから出発してから山頂まで7時間歩くことになる。

 先行した人に迎えられ、まずはここで昼食をとることになった。優しい風に吹かれて青空と素晴らしい眼下の景色を眺めていると辛かった歩きも忘れる。「恐竜稜線」が見える、2009年に登ったことがある「蔚山岩(ウルサンバウイ)」が見えた、その向こうには日本海も望めた。

待っていてくれた仲間 変化が激しい山並み
山頂の大青峰が見えた! やっと着いた中青(チュンチョン)山荘
 嶮しい岩山の向こうに日本海
右上の白い岩がウルサンバウイ、手前の峻険な山並みが恐竜稜線だ

 
 昼食ために広げたシートの上に座ろうとしたが足が引きつって上手く座れない、下半身が硬直してしてしまっていた。筋肉をもみほぐしてやっと座り・・・あまり食欲は無かったが無理に肉とコチュジャンとニンニクを葉っぱで包んで口に放り込んで食べた。マッコリを飲み干すとジワーと体が熱くなり不思議に食欲が湧いてきた。

 昼食を食べてから休憩して最後の登りに出発する。20分かけて最高峰の大青峰(テチョンボン 1708m)へ到着した、やっとソラク山の頂上を征服したのだ。感激の一瞬だった

昼食風景 大青峰(テチョンボン)にて
日本海(東海)の海岸線 下山の開始

 「下山の出来事」

 頂上でしばらく周囲の景色を眺めているとリーダーから下山しますという声が掛かった、ここからは距離で5km、高低差1300mを一気に降りる訳だ。石段と鉄階段が続くというが登るのでなく降るので楽だと思ったが・・・この予想は半分ぐらい降りた場所までだった。

 その後はだんだん脚の動きが鈍く成って来た、「脳の指令に足が反応するまで何故か時間がかかるのだ」のだ。したがってどうしても「ゆっくりと少しずつ歩く」しかない、無理に早くすると転んでしまう。同行の日本人のYさんは膝が痛くなって途中で休んでいた。

 怪我はしたくないのでゆっくり降りようということになり一緒に歩いていると、だんだん辺りは暗くなり始めた、リックからヘッドランプを出そうかと思ったがこれがもう面倒になっている・・・出口まで数百メートルまで来た時に先行した若い韓国人の金さんが心配して迎えに来てくれた。日本人二人のリックを持ってくれて暗くなった足元をランプで照らしながら先導してくれた。非常に有難く助かったが迷惑をかけてしまった!。

ころばないように・・・ やっと出口の五色登山口に到着

 先行部隊を40分ぐらい待たしてしまったようで申し訳なかった。登山口で待っていてくれた車に乗って五色温泉に入りに行くことになった。一人1万ウオンを支払ってゆっくり温泉に浸かり体をほぐして疲れを取った。温泉を出発したのは午後8時、ソウルのホテルに着いたのは午後の11時だった。

        ☆長時間のソラク山嶺を無事に踏破出来たのは何から何まで準備し
                気遣いしてくれた韓国人の友人のお蔭である、深く感謝したい。★





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