2010.11
 
   京畿道軍浦(グンポ)市、安養(アニャン)市、安山(アンサン)市にまたがっている修理(スリ)山は標高約400mの低山だが市街地に近く景観が美しい山として知られているようだ。冠岳山、三聖山にも近い場所にある。ウンギル会に入会希望者のH氏と一緒にこのスリ山に登ることになったのは前日に決めた。

余談だが・・この軍浦市は世界的なフィギュアスケーティング選手のキム・ヨナの母校であるスリ高等学校があるところで観光ブランド開発のためにキム・ヨナ胸像建設を検討しているというニュースがあったが現在はどうなっているのかなぁ〜。

登山口の賑わい(10:00) 登山ルート
尖ったところが秀岩峰 先頭で調子よく登ったが・・・


 土曜日なので多くの登山者が来ていて登山口にある大きな駐車場は満車状態である。登山口からの道は平坦であったが少し歩くと下り坂になり、その後に比較的急な登り道になっていた。落葉樹林の中は葉は落ちていて明るい登山道であった。だんだんと尾根に近づくにつれて急勾配になってきた。



どっと疲れが出た・・(10:25)
休憩し山道への道を登る
 


 体調が良かったので先頭にたってどんどん登ったが急激に体力を消耗したようだ、尾根の平坦のところまで登ったところで気分が良くなくなった。ゆっくり登ることを忘れ調子づいて登ったのが悪い結果となってしまった。

 しかし、水分と飴玉を口に入れて10分ほど休息するとまた元気が出てきた、ここから尾根伝いに山頂に向かう。30分ほどで岩の山道に変化してきた。前の人の後について登る岩道ではストックが邪魔になったが後から登山者が続くのでそのまま数珠繋ぎに登ると岩場の山頂に出た。

山頂の秀岩(スアン)峰(11:30) マッコリが一杯2千ウオン・・美味しい!
 


 山頂では休息場所の確保のためか大きな木製の丸い板状の展望場所が出来ていた。この上で多くの人が休んでいたが人工的な休憩場所には違和感を覚えた、やはり自然のままが良い。展望はうす曇りの天気の中で眼下の安山(アンサン)市や山々が霞んで見える。

 山頂の表示石で記念写真と撮ってコンビで買ってきた簡単な食事を岩陰で食べ、すぐに降りることにした。下山後に仁川魚市場で美味しいものでも食べようと言う訳だ。

 下山途中で振り返るとこの山の特徴である迫力ある岩の山頂が眺められ、あそこに登ったのかと感激した風景があった。


                     山頂からの風景
振り返って岩の山頂を眺める
 
 降りのコースは階段が多く落葉した林の中をゆっくりと歩き40分ほどでもう一方の登山口に出たところで葉した楓が出迎えてくれた。

 駐車場まで渓谷沿いの山道では金属製の階段やフェンスを作っていた。自然道の方が良いのだが事故防止のためとも思えない工事である。予算が余っているのかもしれないなどと話しながら駐車場に着いたのが午後1時半、これからすぐに仁川市の魚市場を案内して貰う。

秀岩峰の遠望 もう一方の登山口まで降りて来た
鮮やかなカエデの下を通り駐車場へ(13:30)
 
 仁川市にはいくつかの魚市場があるようだが訪れたのはローカル色がある市場であった。キムジャン(キムチ作り)の季節でもあるので多くの市民が集まって市場内はごったかえしていた。魚の塩漬けやアミ塩辛、ようなキムチ作りの材料が山積みされていた。

 このような市場はどこでも中高年の女性が取り仕切っている。マノン!、マノン!と叫んでいたが渡り蟹が水槽にいれてあった。「1KG(2匹か?)1万ウオン」と表示されていたが市価より当然安いのかもしれない。

 河口近くの道路がにわか食道になっていて敷物に上で刺身を肴に焼酎を飲んで大きな声で話し合っている。韓国庶民のエネルギーを感じた光景であった。見学後にホヤの刺身とウロ・メウンタン(黒イソの辛し鍋)を食べて帰宅となった。

買い物客で満員の市場
店内は満員状態
買い物客で満員の市場 ウロ・メウンタン(黒イソの辛し鍋)


 この市場は西海岸の河口になっているので道路脇では30〜40名近くの釣人が竿を並べていた。西海岸に沈む夕日の中の釣り人の陰影が印象的な風景を作り出していた。本日の同行者の友人に感謝!!。

高層アパートと夕日と釣り人

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