ミンドゥ山（１１１９ｍ）というススキで覆われた美しい山が江原道にあります。季節はちょうど１０月でススキの季節だから一緒に見に行きましょうと登山好きの金さんとチョンさんから誘われました。ハイキング気分で同行することになったのが韓国での山登りの始まりとなりました。

　ソウルから車で約３時間かかるので土曜日の終業後に出発となり現地で一泊しての山登りとなります。ところが途中の交通渋滞で山の麓まで４時間ちかくかかった上に旅館を探すのにまた時間がかかり就寝出来たのは１２時過ぎでした。少しの仮眠で早朝の５時には宿を出発し薄暗いなかを登山口に到着です。

　途中は急な坂道が続き息切れし休まないと歩けなくなりました。枯れ枝をステッキ代わりにして同行者からの励ましを受けながら少し登っては休み、また少し登っては休みの連続でした。

　案内板には１時間半のコースと書いてありましたがその二倍の約３時間かかってなんとか山頂まで登ることが出来ました。ススキの穂が太陽にキラキラと輝き音も無く揺れ動く風景がとても印象的でした。