2019年5月


 暖かい季節になり韓国の98山目の山登りを予定していたが・・・4日前のセピアの会の野外写生会が少し寒かったので風邪を引いてしまった。慌てて病院で投薬を受けたが鼻水と咳がまだ止まらない。しかし航空券もホテルも既に手配済みなので中止できないし元気であるので予定通り訪韓した。

 好きな韓国料理の一つ「ブテチゲ鍋」を食べながら韓国人の山仲間と話した結果、明日は山登りは中止して世界遺産の華城で有名な水原市にあるトレッキングコースを軽く歩く事になった、気遣ってもらい有難いが残念だ。

ブテチゲ スオン市のトレッキングコース(クリックで拡大)
 プデチゲとは肉やソーセージ、スパム、インスタントラーメンなどの食材を辛く煮込んだ鍋料理で私の好きな庶民料理を食べて元気になろうとした。

 翌朝はホテル近くのスタバに行ってコーヒーとコブサラダとチーズケーキの朝食を済ました。水原市では8色と名付けた8個のトレッキングコースがあり今日のコースは光教(カンギョ)貯水池の周りを歩くようだ。

 案内の金さんにお世話になり京畿大学の駐車場に車を停めて出発点の貯水池に出た。コースは木道が整備されているので新録の中を爽快な気分で歩いた。木道では多くの中高年が歩いているのは日本と同じ風景だ。

朝食のコーヒーとヨーグルとコブサラダ 整備された木道を歩く
 
服装はバッチリだが・・風邪が抜けない
 
木道の途中の休憩所  途中から道路に出ると山が近い

 木道のコースは途中から道路に出て歩いて行くと、地元の野菜など販売している「道の駅」のような販売場があった。ここから折り返すとだんだん山に入って行く、高さ2〜300mの山裾を上がったり下がったりの道になった。

 途中で汗も滲んで来て嫌な感じがしたが・・・ここまで付いて来た以上は一緒に行くしか無い。途中にあった食堂で休んで食べたカルチチョンリム(太刀魚の辛煮)の辛さとかすかな甘さが食欲を増しお腹いっぱい食べて元気が出た感じがした。韓国料理の甘辛さは体をピリットとさせ活力が出る効用がある。

   
山に入って行く  急な山道
テントの中の食堂 カルチチョンリム(太刀魚の辛煮)
 
 中間地点で貯水池の向こう側に渡る 

湖畔の道は景色も良い

 中間地点から橋を渡り貯水池の向こう側の山裾のアップダウンのある道を歩いた、湖水風景を眺めながら新緑の森の中を歩く道が続いている。行き交う人はやはり中高年が多くここが市内と近いので格好のウォーキングコースになっているようだ。
 コースの途中で
   
 湖畔に沿った山裾のコースは道に柔らかな網目状の人工繊維のシートが全てに引き詰められていて非常に歩き易い。

 
この橋の向こうは出発点だ  堤防の上からの眺め
   
 京義大学の看板 今日歩いたコース 

 後半は湖畔を一周した感じで出発地点に戻った。距離にして15kmぐらい、歩数計は24000歩、11時から3時間半のトレッキングは登りの山道で汗はかいたが風邪が悪化する事も無く、かえって調子が良くなったような感じだ。

 
日韓は相互訪問が増している

 昨年は日本を訪問した韓国人が753万人、韓国を訪問した日本人が300万人だそうだ。成田空港でチェックインで近くで並んでいた若い3名の女性は日韓関係の問題はあまり知らないようでショッピングと韓国食が中心の観光だと話していたし機内も殆ど日本人だった。一般市民の対韓国感覚はこんなもんだろうなと感じた。

 日韓関係が厳しい状況で日本では「国交断絶」という激しい言葉が文藝春秋やTVニュースに出るようになるまで悪化している。過去の経緯を思い出すと今の政権が変わる頃にはまた変ってくると楽観的に見ている。

 この間は市民が相互訪問してお互いを理解しながら交流を広めていけば、政府間の敵対関係にも遠からず和解する時期が訪れるのではないかと期待はしているのだが!韓国の一部の反日的な対応は子供時代の教育内容にも関連があるから短期的には無理だろうなとも思っている。

仁川空港
 



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