山登りをしようと訪韓したが今回も雨になり急遽変更してソウルの街歩きとした。次の日は大田市(テジョンシ)近くに大清湖(テチョンホ)という入り組んだ大きなダム湖があり周囲に「500里キル(道)」と名付けられた景色の良いトレッキングコースを歩くことにした。
ソウルから高速道路で約2時間で韓国で3番目に大きなダムといわれている大清ダム近くの駐車場に到着したのは午前10時前だった。高速鉄道(KTX)の利用が大田市駅までは早いが駅からダムまではタクシーを利用する以外はないので時間、費用を考えると自家用車の方が便利だ。車で案内してくれた韓国人友人には感謝あるのみ。
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高さ72m、長さ495mの大清ダム |
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現地で詳しい地図があるかと思ったが10時前だったので売店はまだ閉っていた。付近で伐採している人にコースを聞いたが良く解らない。現地の掲示板の地図で川沿いに出来ている整備された木道の第1コースを出発した。
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コースからの風景 |
整備された木道を出発 |
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山登りやこのような場所でも最近の韓国では地方でも道路、トイレ、案内所など急速に整備が進んでいて羨ましい感もある。国と各地方自治体が力を入れているのかもしれない。

木道から外れると韓国らしい雰囲気のある道に出た |
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車道沿いの歩道に出たので一息ついた |
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車道に出て少し歩くと目指すキャンプ場へ分岐する道になった。歩道を登って行くとヨンチ山という山への入口まで登って来たので山頂にある展望台を目指した。天候は曇りだが気温が高い約30分で大清湖を見下ろせる山頂の展望台に着いたが急な登りで大汗をかいた。汗をぬぐって飲んだ水が格別に美味しかった。
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ダムの左側の山まで登る |
対岸にあった花畑模様 |
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展望台のある山頂への入口 |
大清湖が見えた |
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やっと山頂の展望台へ着いた |
一息入れた |
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この山頂から下って行くと出発した停留所まで湖水風景を眺めながら森の中を歩ける道が続いていることが解った。登って来た道を戻るよりこちらの道の方が良さそうなので少し行くと案内板に大清ダム文化館まで2,150mとあった。この程度のハングルでも読めたのが嬉しい。
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湖水を眺め一休み |

案内板でこの道でよかったのだ! |

また山を登る |
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右手に大清湖が樹木を通して眺めながら小山を登ったり降ったり、花が添えられた韓国式墓地の脇を通過したりの道を歩いてやっと建物が見え隠れするところまで降りてきた。帰りのコースはここまで約2時間だった。
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2時間歩いた最期の降り道 |
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大清湖・五百里キル(道)と書いてある案内板 |
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最終地点は駐車場でなくて上部にある大清湖を眺める展望の場所だった、ここに大清ダム水文化館などがあった。後から解ったことだがここからが第1コースの出発点になっていたのだ。我々はどうも逆に歩いて来たコースだったが山あり湖水あり街中や木道ありの変化に富んだ風景が楽しめた4時間のトレッキングだった。
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