セピアの会水彩画展(第19回) 戻る
 
 喜寿の手習いとして水彩画を描こうと思い立ち自己流で模写したり付近の風景を描き始め趣味の水彩画サークルの「セピアの会」に入会してから7年になった。先生や仲間からの指導あり、学びがあり、楽しみながら描いた作品の中から4点を展示した。

那須野が原公園・緑の相談所で開催
 連日の暑さの中にも関わらず友人、知人を含め多くの人が見に来てくれて感謝したい。特に印象に残っているのは水彩画家の遠藤先生ご夫妻が遠路郡山市から来場してしていただき大変有難く感謝申し上げたい。


里山の田圃の写生(5月) 水田の映り込みを描きたかったが・・・
 
 
反省会で指導の後藤先生から朝日新聞の切り抜き「折々のことば」の紹介があった。この内容は「遅く描けない人は遅く見ることもできません」、人の横顔の写真を上下逆にして描こうとすると、確かに筆が止まり描写は正確になる。このことから、「物事の本質を掴むためには、拙速に判断や評価をしてはいけない」のだと理解できた。

 昨年も海岸風景で先生から指摘された遠近感の描き方について今年も三陸の海岸風景で同じような指摘を受けている、本質を掴まずに写真を見て拙速に判断してしまっていたのだ。このことに気が付いただけでもささやかな進歩かもしれない。



「秋風渡る三陸の空と海」 (F10号)

 
三陸のスケッチ旅で出会った田野畑村の海岸景色が空と海と岩が織りなす美しい色彩で彩られていたのが印象に残った。手前の岩と奥の岩の遠近の描き方で苦労した。


「時の宿る家」 那珂川町(F8号) 
 
 
 那珂川町の民俗資料館にある古民家を描いた。茅葺家屋を主題にして周りの緑と組み合わせた風景にしたが樹木の彩色で水のコントロールが難しかった。


橋のむこうに、五色の秋」 毘沙門沼 (F8号)
 
 水彩画の個展を見に行く途中に訪れた初秋の五色沼の毘沙門沼を描いたが明暗がすこし足りない感じがした。

 
 「春風に舞う枝垂れ桜」  烏ヶ森公園 (F8号)
 
  桜の花の表現が難しい上に風が吹いている表現に苦労した。


晩秋の観音沼」 (F6号)
  
 紅葉の盛りは過ぎたが良く晴れていたので黄色やオレンジにに染まった木々が水面に映り、色鮮やかな晩秋の風景を堪能できた。スケッチ画は簡単に済ましてもっぱら沼の周りで深まる秋を楽しんでしまった。


晩秋の塩原渓谷」 (F6号  
 
 写生会が途中の降雨で中断したので帰宅してから写真を見て描いたが彩色が上手く出来ず、汚く清涼感が無くなった絵になった。


 
 「長峰公園のつつじ」 (F6号)
 
  赤い色の「ツツジ」を主題としたが「しっくりしない」という感じがする、「色使いや構図にまとまりがない」絵になってしまった。


 時短スケッチ画を学ぶ

 昨年から時短スケッチ画に興味が出て旅先でSMサイズ(227×158)に出来る限り多くの場所を描こうと意気込んでいる。短時間で描くということは構図を決め、切り取り、彩色などあまり考える時間を少なくして目前の風景から心に感じた風景をさらりと描きたい。

 今の実力では1時間以上は必要であり、出来栄えも納得できない作品ばかりだが楽しい時間が過ごせるので続けたいと思っている。

東那須公園(4月) 
   
白河市小峰城(5月) 
   
那須・千本松牧場(6月) 
   
サツキ(6月) 


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