室内で静物を描く 戻る
 新年には色紙(しきし)を描くのが水彩画「セピアの会」の慣例になっている。文房具店で色紙を買い、
題材としてタマネギとジャガイモをスーパーマーケットで買って来た。

 彩色して驚いた、昨年と違って筆を紙に当てるとサァート滲んで彩色がうまくできない。
滲みのある紙材と滲まない紙があるのを知った。
せっかく買ったので滲みに慣れようと苦労して描き、また今年は文字を入れることになったので苦労が重なった。

滲む色紙に描いたが、背景や曲がった落款はダメだ、修正したくなったがもう無理
  
 仲間がカラスウリを持ってきていたので一緒に描いてみた、オレンジの色と枯れた葉っぱと蔓を
どのように配置するのが良いのか分からないので迷った。
何かが物足りない、いろいろ色を追加して行くと汚くなりそうで途中で止めた。
カラスウリ(F6)の蔓の配置が落ち着かない
 
 色紙にタマネギとジャガイモを描いた後に多くのタマネギを配置して教材を参考にして描いたが、
タマネギにあるスジを入れて描くべきか、タマネギの雰囲気が出れば良いのか、
気持ちが揺れ動きながら描いたので完成度は低いような気がする。
 初めて描いたタマネギ(F6)
 
 冬の葉物野菜の代表でもある白菜とキャベツだが、葉っぱを食べることでは同じイメージを持っていたので、
キャベツを買うべきなのに途中で白菜になってしまった。
ハッキリ区別しようと白菜とキャベツを描いた。
白菜の色をもっと濃くすべきかなと完成した絵を眺めて気が付いた。
白菜とキャベツ
 3月から緊急事態宣言が解除となり公民館が使用可能になった。
3日が総合批評会になって各自が今まで描いた作品を持ち寄った。

私の絵についても先生からいろいろな指摘と指導をいただいた。
色紙の落款、背景色、彩色の濃淡などなど・・・結局はまだまだ修行が必要だということだった。
総合批評会の風景 先生の指摘や指導