2023年4月

咳が止まらないのは「間質性肺炎」だった

 那須の地にも春が近づいた2月の初旬に突然咳が出始めた、一週間経ってもなかなか咳が収まず、連続して強い咳が続ので「かり付け医院」に行き診察してもらった。肺のX線写真を見た先生が直ぐに那須赤十字病院で診てもらうように手配してくれた。

 那須赤十字病院で血液検査、CT検査などした結果、呼吸器科の先生から「間質性肺炎を発症しています」と宣告された。
 
 CTの写真には肺の下方部が少し白くなっているのは確認したが「間質性肺」という病名は初めて聞く病名だった。

那須赤十字病院

 呼吸器科の先生から、この病気は原因が不明で治療薬は無いという説明でビックリした。当面は咳を止める、痰を切る薬を飲むことになった。毎日食後3回一週間ぐらい飲んでいると咳も痰も出なくなり食欲もあるので治ったかなと思ったが一時的な現象だった。
間質性肺炎を発症 肺CT画像(フリー画像から転用) 
 間質性肺炎とは(NHKの健康ページ内容の要約)

 肺にある気管支には枝分かれして「肺胞」という袋状の組織につながっている。この肺胞の壁のことを「間質」といい、間質性肺炎はこの間質に炎症が起ることである。間質が炎症や線維化で厚くなると、酸素がうまく入っていけなくなり肺機能が悪化して空気を十分に吸い込めなくなる。そうなると酸素呼吸器が必要になる。
 
間質性肺炎は徐々に肺機能が悪化する 
 
咳の苦しみが治まった!

 治まっていた咳が3月の5日頃から断続的に出るようになった。咳が続くと息苦しくなり体力も使う。自宅で静かにしていても話しをするとそれがキッカケで咳が出て続くので趣味の会の活動は全て欠席することにした。

 夜中に出る咳にはどうにもならず苦しい毎日が続いた。

 処方された薬を飲み続けていると咳の出る回数が減ってきた。20日頃には殆ど出なくなり夜間も出ないので楽になった。

 3月21日のお彼岸の中日には墓参りに菩提寺のある群馬県高崎市まで高速道路で往復5時間かけて運転が出来たので今後の生活への自信にもつながった。天気も良く、咳も出なくて体調も良く最高の気分で先祖供養が出来たので良かった。

病に負けない!!

 ネットを覗いて見ると間質性肺で苦しんでいる人の記事が沢山出ている。今後はこの病いと一生付き合って行く覚悟が必要になった。
・間質性肺炎は、一般的な肺炎よりも治療が難しく、最初は動いた時に息切れを自覚することから始まり、病気が進行するとともに動かなくても息苦しくなる。

・呼吸困難や咳、息切れは病気になった最初は特に症状がないことが多いが、段々と息切れを自覚するようになる。

「間質性肺」という病気はいろいろな症状やタイプがあるようだ。私がどのようになるかは分からないが希望は失わないように生きて行こう。

 那須連峰の茶臼岳山頂からの風景をまた見たい!


戻る



TOPに戻る