2022年2月

心臓カテーテル検査

 今回の検査は一年前に治療した心臓の冠動脈の再建後の血流が変化してないか確認することが目的であった。

 この検査を通常「心臓カテーテル検査」と聞いている。手首の動脈血管からカテーテルと呼ばれる1~1.3mm径の細いチューブを挿入し、心臓の動きや血流がどんな状態で流れているのか調べるのだ。

 この検査は何度も経験しているが緊張する、カテーテル検査室に入って検査台に横になったとたん周りから手が出て準備作業が始まった。

 左腕の手首のつけ根の部分に麻酔をしてから何をしてるのか全くわからないが手首の動脈からガイドワイヤーなど入れている感覚が伝わってくる。何人かの人の分業作業が絶え間なく正確に進んでいる様子も会話や雰囲気でわかった。

 ただじっとしている時間が一時間ぐらいだろうか、無事に検査が終わった。
 
カテーテル検査室の雰囲気 (フリー画像より)
 
検査結果の説明

 その日の夕方に主治医のK先生から部屋のパソコンに映る画面を見ながら血液の流れの動画を見せてくれ詳しく説明があった。確かに太い血管に血液が流れている様子が映し出されていた。

 「ここの部分がステントを入れた部分でバッチリ流れているから心配ないですよ、良かったですね」と言われ、無理をしなければ那須の山にも登れるよと励まされた。

 関東の平野部は大雪になるような日だがこれからの生活での注意事項や今迄と少し変わった薬、会計内容などの手続きなどが終わった。

 主治医の先生や看護士の皆様に深く感謝して退院した。

 
那須の山はまだ厳冬、春になったら登りたい!

入院して感じたこと!

 今まで心臓病でで入院する時は個室の利用は'お金持ちが使う部屋'という感覚が昔からあったので大部屋(4人部屋)が当たり前だったし、少しも不満も問題も無かった。
 今回の検査入院はコロナ禍であまり他人に合いたくなかったのと二泊三日の短期間限定だったので初めて1床室Aという個室を希望して利用した。

 室料差額代は1日で11,000円だったので合計で33,000円になったが、この費用と入院生活の過ごし易さを比較すると果たしてどうだったのか考えてみた。

 確かに個室ならば、マイペースで過ごせるからいいという面もある、TVはイヤホーンを使わずに済むし、トイレ、洗面所、シャワーが気兼ねなく使える。
しかし・・・長期にこの部屋にいるとしたら完全に1人ぼっちの世界になる、費用もかかり狭い部屋の中では耐えられなくなるかもしれない。

 10回近く入院を経験したことがある私の結論は1,2泊なら個室も良いが、それ以外なら大部屋で十分だと感じた。大部屋は良くも悪くもにぎやかだ、看護師・先生の出入りが多いことによる安心感がある。

 病気という共通の話題があるから友達もできやすい。特に高齢者は一人ぼっちの個室より費用の少ない大部屋の方が良いとあらためて感じた。

大部屋の方が良いかもしれない



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