日・韓中学生ホームステイ交流の再開
  2006年5月
 

 日・韓紛争(竹島・教科書)の影響で韓国側から交流中断要請のままでした。日・韓交流を積極的に進めていた当時の中学校の校長先生が現在清州市にある忠清北道教育庁の教育局長に就任しています。 この教育長から交流希望している中学校があるので紹介したいという連絡があり2度ほど訪問し話し合った結果、学生ホームステイ交流の再開をすることになりました。

 竹島(独島)領有権問題は現状では簡単には解決しないと思います。現状のまま曖昧にして置くのも一つの方法かもしれません、この間に両国の若い人達が相互交流・相互理解を深めてもらい次の世代に解決できれば良いと思います。

 
 
 
忠清北道教育庁の教育局長室にて
  忠清北道教育庁の魯教育局長の話です。

「竹島(独島)問題」で交流中断をした背景は校長先生の考え方と父兄の一部が交流に反対したためであったと聞いている。これからも政府間ではいろいろの摩擦があると思うが、このようなときにこそ民間交流を続けるべきであると考えている。政府間の対立があっても現実的には清州市と島根市は姉妹都市として昨年も交流事業は続けています。
 

 

 その後日本との交流を希望している院坪(ウォンピョン)中学校を訪問してきました。趙校長先生の話を要約すると次の通りです。

 
  昨年の9月からこの学校に赴任した、3年前に出来た学校でありこれからいろいろなことをやりたいと思っている。
  日本には1989年に一度行ったことがあるが、礼儀正しい、決められたルールを守る、町が綺麗であった、並んで待つなど、その時の印象は今でも覚えている。
  政府間の問題があるが日本との交流を望んでいる、これからの子供達には国際的な感覚が必要である、英語は必修で日本語、中国語を第二外国語として一週間に1時間教育する予定。3月から日本語の教師が赴任する。
  出来れば日本の中学校と中学校同士の交流を希望するので紹介して欲しい。
    ※ 院坪中学校概要
  生徒数 約1300名
  職員 79名(M:22 W:57)
  教室 36室 

   
   
   
院坪中学校正面
趙校長先生
 

 
 日本側の交流についての意向を確認して再度清州市・院坪中学校を訪問して、忠清北道清州教育長、院坪中学校校長、韓国青少年忠北連盟事務局長と相談して交流を実施することで合意し日韓の窓口同士で詳細をつめることのなりほっとしました。

   
 
   
学校長・教育長・連盟委員・連盟事務局長の皆さん
 
  1. 民間レベルの交流は政府間で対立があっても続けて行く。韓国側は青少年忠北連盟を窓口として地域の学生のホームステイ交流とする。
  2. ホームステイの期間は4泊5日として費用の件は従来の考え方と同じ日本、韓国お互いの国内での旅費などは当事国で負担する。
  3. 中学生が中心になるが小学高学年、高校生も希望があれば含める。
  4. 今年の夏休みから実行したい、細部は日韓の窓口で打合せして決定する。
      韓国側の窓口:韓国青少年忠北連盟
      日本側の窓口:大田原市国際交流会
 早速、地元の大田原国際交流会に連絡して再開についての具体的な内容について話し合ってもらいます。学生同士が「お互い知り合う」ことから始まり次の世代には本当の意味での日韓友好が実現できるよう希望してます。
戻る

TOPへ