2001年10月 | |||||||||
韓国南部の慶尚南道に伽耶山(1430m)という有名な山があります、この山に韓国三大寺の一つの海印寺(ヘインサ)という名刹があり、そこを訪ねてきました。 ソウルから自家用車でテグ市まで4時間、ここからオリンピック高速道路に乗り換えて1時間のヘインサICで降り山に向かいます。道の所々に黄色い花をつけた「朝鮮朝顔」が咲き、畑の合間には農家が点在している風景を眺めながらしばらく行くと急な登りになり渓谷が現われます。渓谷沿いには木々が生い茂り静寂幽谷の感ありました。しばらく行くと海印寺に到着します。
|
案内書によればこの寺院は802年に順応和尚とその弟子の理貞和尚によって創建されたとあります。また、ここには高麗大蔵経が保管されていることでも有名です。高麗大蔵経は「八万大蔵経」とも呼ばれているもので、高麗時代に国家事業として作成した8万余枚もの蔵経の版木のことです。最初の版木は1232年に蒙古軍により焼失しましたが、その後1236年に再び16年かけ再興されたそうです。
|
この海印寺に5時間かけて来た理由はもう一つあります。以前私が関係している会社の女子社員だった女性がここで仏門に入って修行していると聞いていたから尋ねてみたいと思っていました。
彼女(チョンハ)は今までの悩みから開放され自分の将来の方向が決まったことを明るく話してくれました、この尼寺で修行してから来年は仏教大学に行くそうです、もっと勉強して世のため人の為に尽くしたいと将来の夢を語ってくれました。 |
|