新しい歴史教科書
藤岡信勝ほか11名 [兜蓉社]¥1143
平成17年8月10日発行 ISBN4−594−05009−3
私の住む大田原市の教育委員会がこの「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書を選定し中・韓
の反発を招いていましたので購入しました。
韓国から従軍慰安婦の記述がない、 竹島を「韓国が不法占拠している竹島」としているなどの指摘もありますが全般的に日本の歴史の光の面を強調しながら、影の部分をおざなりにしており、その落差が他社の教科書に比べて際だっていると考えるから反発、憂慮されているといるのではないかと思いました。この教科書が「戦争をする国」の国民づくりをめざすとか「国防の義務」を子どもに押し付ける教科書である内容であるとはとても思えないのです。
この教科書が採択率0.4%終わったことが「良心的市民運動の成果」だとも思わないし、韓国マスコミが「日本の一部の軍国主義勢力と彼らと結託した一部の妄動的政治家らが日本を戦争へ導いたように、歪曲された教科書で歪曲された歴史を学ぶ日本の未来世代が日本をどこへ導くのか憂慮せざるをえない。」という反応も少し的外れに感じます。
市内の大多数の市民は歴史認識の上ではずっと冷静であり悪く表現すれば「無関心」である、事実わが町の一般市民や中学生を持つ親もあまり関心がないでで拍子抜けの感があります。
日本の多くの日本各地の教育委員会は「外交問題などの騷動に巻き込まれたくなかったから」というのが採択率0.4%につながったというのではないかと思います。
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